20150604

葡萄



先日、本を買いました
ごく一般的な小説なのですが、
ある一部分がとても恐ろしく
全身に力が入るようなぎゅわーっというような気持ちになり、
思わず本から目を背けました

ただ想像力はすごいもので
目を瞑ると余計にそのシーンが頭の中で造られていって
その時の色とか感触とか形とか
まるで現実で見たかのように鮮明にでてくるのです

とても恐かったし
こんなこと想像したくないな、嫌だな、とも思ったのですが
ふと想像できることって素晴らしいとも思いました

というのも聞いたこと、読んだことを
想像できるということは
色んなものを見ることが出来ているからであって。
例えば空は高かったりとか、
トマトは赤くて丸いとか、
カッターは鋭いとか、
見えているから想像できるわけで
何も見えない知らないということは
空が高いのもカッターが鋭くて怖いのも
そもそも赤がどういう色なのかもわからないということだと思うのです

今まで色んなことを見て触って感じてきたから
今の私の想像力はあの恐いシーンも容易に造ることが出来たと思うと
なんだか大それたことをしたような気分になりました

なんだか長くなりましたが、
何が言いたいかというと
額にドライバーを突き刺して穴を開けるのはとても恐ろしいということです。